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このページの情報は 2008年9〜12月時点 のものである。
日本人はビザなしで入国可能。滞在日数は最大90日と聞いていたが、 自分のパスポートの入国印のところには「120」と数字が書かれていた。 実際92日滞在したが何も言われなかったけどどうなんだか。
ハイウェイ沿いにあるイミグレーションオフィスで手続きする。 入国時はパスポートの入国印の他にツーリストカードを渡される。 出国時にツーリストカードを返す必要あり。 入国税、出国税、手数料等はない。
ハイウェイ上にある大きなイミグレーションオフィスで手続きする。 ツーリストカードに必要事項を記入してパスポートと一緒に係員に渡す。 対応は丁寧。 質問は「何日滞在するか?」「ペルーは初めてか?」。全て英語だった。 利用者の多い国境だが、団体客とかちあわなければスムーズに終わるはず。 駐車場の出口とその先でそれぞれパスポートチェックがある。
公用語はスペイン語。 アンデスではケチュア語を日常的に話す人もいるが、 スペイン語も通じるので問題ない。
通貨単位はソル(Sol)、複数形でソレス(Soles)。 1/100の補助単位センティモスあり、小数2桁で表記する。
2008年9月時点のレートは 1ソル=36円 だったが、 10〜12月時点のレートは 1ソル=31円 まで下がった。 この資料の中では平均をとって 1ソル=34円 として計算する。
国際キャッシュカード対応のATMは主要都市にはある。 8回中2回だけ手数料10ソレス(!)取られた。場所はカマナとクスコ。
この国では偽札、偽コインが多く流通しているようである。 どこの店でも紙幣は透しを必ずチェックされる。 コインは新しくて綺麗なものは半々の確率で拒否される。 偽コインと決まったわけではないので他の店で使えば良い。
高額紙幣の使い勝手は、特に田舎では悪く、両替できないことが多い。 お釣を持っているくせにやたらと小銭を欲しがる傾向がある。 15ソレスの宿で20ソレス札を出したら細かいのは無いのかと聞かれ、 小額通貨を無理やり持ってかれたことがあった。 主要都市のスーパーでは問題なく使えるので、 滞在中に小銭を作っておいた方が良い。 なお、この国では小額通貨のことを「センシーヨ」という。
この国のホテルは値段に対するクォリティがはっきりしている。
バスルームは共同。部屋にはベッドのみ。テレビ、扇風機はない。 電源コンセントはない。狭い。かなりボロい。
バスルームは共同で水シャワーが多い。 部屋にはベッドはあるが机や椅子は宿による。テレビ、扇風機はない。
以下のどちらかのパターン。
海沿いルートは15ソレス(510円)、 アンデスと東部低地は10ソレス(340円)のホテルが多い。 夕方の数時間しか電気が来ない街や、自家発電で夜間は停止する宿がある。 停電すると水道も使えなくなる。 もっと高いホテルに泊りたくても、田舎では選択肢がない。 県都クラスの都市には20ソレス以上のホテルがある。 自分が泊まったのは10〜35ソレス(340〜1200円)、平均19ソレス(650円)。
トイレは基本的に洋式だが、高いホテルでも便座が無いところが殆ど。 アンデス高地の小さな村で泊まったある宿のトイレは、 床に直径20cmくらいの丸い穴が開けてあるだけだった。
外から階段を上って2階にフロントがあるホテルが多い。 自転車では不便なのでそのような宿は選択肢から外していた。
定食のことを「MENÚ(メヌー、ヌにアクセント)」と言う。 店の入口や壁に「本日のMENÚ」の内容が書いてあることが多いが、 書いてなくても聞けばある場合が多い。 昼ならアルメルソ(=昼食)、夜ならセナ(=夕食)と言ってもメヌーと同義。 コンプレート=スープ+セグンドのセットが多い。 セグンドとは米、肉、ポテト、サラダなどを盛り合せたプレートのこと。 飲み物は、暑いところではフレスコ、寒いところでは紅茶がついてくることが多い。 自分の場合、一食3〜10ソレス(100〜340円)、平均5.30ソレス(180円)。
コーヒー/紅茶、パン、メインプレートのセットが多い。 メインプレートは昼夜に比べると軽めではあるが同じような内容で、 朝食としての特徴は感じられない。 自分の場合、一食3〜7ソレス(100〜240円)、平均4.60ソレス(160円)。
海沿い砂漠ルートでは料理の選択肢が多いが、 アンデス及び東部では選択肢なしかせいぜい二択。
多くのレストランは、朝7時頃から夜まで営業していて、 食事の時間帯を外しても営業していて食べられる店が多い。 ペルー人の食事の一般的な時間帯は日本人と同じと考えてよい。
アメリカ大陸で自分が行った国の中では最も魚をよく食べる国である。 海沿いとアンデスではMENÚの選択肢に魚フライ(Pescado Frito)があることが多い。
肉、イモ、パスタ、ゆで卵など入ったヘビーなスープのこと。 カルド・デ・ガジーナ(Caldo de Gallina=鶏?)、 カルド・デ・コルデロ(Caldo de Cordero=羊)など。 露店は朝からやっているので朝食にすることが多かった。 5〜8ソレス(170〜270円)くらい。ボリュームにもよる。
肉や魚の唐揚げ。イカ県とリマ県に多かった気がする。
この国の中華レストランは大衆レストラン。小さな街にも普及している。 スープ+メインディッシュのセットで6〜9ソレス(200〜310円)、 平均7.50ソレス(260円)。リーズナブルな値段で地元の人達でにぎわっている。
中華レストランでも中国人経営でもない普通のレストランや屋台に チャーハンとか焼きそばがあったりする。
海岸ルート沿いの都市では市場と小規模のスーパーが普及している。 アンデスと東部ではスーパーと呼べる規模の店は少ないが、 小規模の食料品店はどこの街にもあり、最低限の食料は手に入る。
9〜10月の海沿い砂漠ルートは、日中は30℃以上になる日が多いが、 アンデス東側と比べると標高、緯度のわりには涼しい。 また、夜は涼しく寝苦しくはない。 リマ近郊では天気が悪かったが本格的な降りの雨はなかった。
11月のアンデスルートは標高が高いところでは気温が低いが、 4000m近くでもボリビアのウユニ周辺に比べれば大分暖かかった。
東部ジャングルの低地は暑いが、 沿線の殆どの安宿は部屋に扇風機がついてない。 それ以前に電気が来ているかどうかという問題があるのだけど。
詳しくはルートデータを参照。
ハイウェイでは交通量が少ないため、車の運転マナーは特に気にならない。 挨拶にクラクションを鳴らしてくることはあっても、 某A国と違って邪魔者扱いされることはない。
全区間舗装されており舗装状態は良い。 路側帯の舗装は広かったり狭かったりする。 交通量は都市近郊は多いが、それ以外は少ない。
全区間舗装されている。 プキオから少し西で舗装が荒れている区間はあるが、それ以外の区間は問題なし。 交通量は少ない。アバンカイ〜クスコは少し多め。
大陸横断道路の一区間として舗装化が進められている。
市街地での車の運転マナーは南米で最も悪いかも知れない。 少しでも渋滞するとみんなしてクラクション鳴っぱなしで非常にうるさい。 渋滞する交差点の近くのホテルに泊まるのは避けた方が良い。 セントロはタクシーまたはモトタクシーだらけ。
探した中では、TAP(Touring y Automóvil Club del Perú)の 「HOJA DE RUTA TURISTICA」シリーズが最も良い。 区間距離、沿線の街がそこそこ細かく載っている。 舗装路とダートは色分けされている。 全国の主要都市にあるTAPのオフィスで買える。自分はタクナのTAPで買った。 北部、中部、南部に分かれていて、それぞれ5ソレス。安いので全部買った。
その他に、リマの書店でLIMA2000というメーカのペルー全体の道路地図を買った。 見ため良さそうだがTAPの地図に比べると大雑把。 ただ、TAPの地図にはない川や山岳地の色分けなど地形が分かる情報があるので、 役には立った。
参考:
あまり使っていないが、
いずれのスタッフも対応は親切丁寧。
小さな街にもネット屋がある。 料金は後払いだが最初に使用予定時間を聞かれる店が多い。
クスコでは回線速度、マシン、キーボードともに快適。 アバンカイとプエルト・マルドナードでは回線速度が遅いが何とか使えるレベル。 それ以外の小さな街では回線速度が激遅で使い物にならない。そのくせに高い。
利用料は、アバンカイとクスコでは1時間1ソル(34円)と1.50ソレス(51円)が 半々くらい、プエルト・マルドナードでは1時間2ソレス(68円)、 それ以外の田舎町では1時間2〜3ソレス(68〜100円)。
下の写真は市場の床屋さん街: